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一杯のコーヒーに思うこと

たとえあなたが少数派であろうとも
真実は真実なのです
~マハトマ・ガンジー~

 

狭い間口の急な階段を上がり
レトロな入り口をくぐると
何だか異次元の世界に迷い込んだような趣のある店内
アンティークな調度品と照明のほのかな灯り
テーブルの上にはガラスの灰皿が置かれていて
ここは禁煙じゃないのねと思うとともに
そのことが、ここはコーヒーを
「そういう楽しみ方で飲むところ」と主張しているようで
こんなところがあってもいいかも・・・と思ってしまいます。
店内にはジャズが流れていて
薄暗い灯りの中で聴くジャズの音色には
気持ちを内省的にさせる何かがあるように思えます。
特にジャズのスタンダード曲、
ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」は
これまで使われてきた場面から(映画 グッドモーニング, ベトナム)
人間性に由来したどうしようもない陰影がその背景として感じられ
結局は仕方ないというあきらめと
にもかかわらず、
人間を取り巻く世界は素晴らしいと感じさせるところがあります。

私が小学生の頃は、まだベトナム戦争が激しく展開されていた時代で
枯葉剤の恐ろしさや、写真を通して伝えられてくる悲惨な状況に
日本に生まれてこれた幸せを漠然とながらも感じていたことを覚えています。
特に写真は言葉や音を持たないからこそ
見る人が自ら想像力を働かせ、一枚の写真の中にある真実を
主体的に読み解く力を与えてくれるのだそうです。
だからこそ一枚の写真は、時として世界を変えるだけの力を持つのかもしれません。
ピュリッツァー賞を受賞した「戦争の恐怖」は
アメリカの反戦運動を加速させたとも言われています。
最近でもシリア空爆で、自ら建物の下敷きになりながら
がれきに埋もれた妹をつかむ幼い姉の写真が報道されましたが
人間の本質は善なのか、悪なのか、
それとも単に未熟なだけの存在なのか・・・
よくわからなくなります。

またひとつ歳を重ねる9月…
がんじがらめになっていく心と体の行き着く先には
一体何が待っているのだろうかと
冷笑的に眺めている別の自分も感じつつ
この世には今日食べるものも無く
星空の下眠りにつく人が多く存在することを思えば
衣食住が足りて私利私欲に毒されなければ、幸せになれると考え
毎日が平穏に平和に過ごせる事に
感謝するのがいいのかもしれません。

温かい人間性を失わないよう
常に愛で満たされている(ことに気づける)
自分でありたいと思います。