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秋の気配

夕暮れ時になると
虫の声もますます騒がしくなり
夜には窓を開けて夜風に吹かれながら
その鳴き声に耳を傾けていると
妙に心が落ち着いてきます。
夏の喧騒から秋の静寂へと季節が巡るたびに
自然の彩りに対する感性が
豊かになっていくようにも感じます。
食材の変化や風景の移ろい、街の空気や空の色など
天高く馬肥ゆる秋…
空気も澄んでくるように思います。

人類はこれまで自然を自分達に都合のいいように作り変えてきましたが
それでもなお自然からの制約の中に心地良さを感じてしまうように
できているのかもしれませんね。
秋の味覚を楽しみつつ
地球に生きる一つの種として
謙虚さをもって地球の未来を考えなければ…
などと思ったりします。
地球環境の問題も結局は人間のエゴで
人類にとって住みやすい環境と、地球にとっての望ましい環境は
果たしてイコールなのか…
これがガイア理論の基本なのだそうです。

古来より日本人は自然の中に神を見出し
自然との共存を大切にしてきました。
自然は征服するものではなく、共存するものであり
それが惟神の道(自然に即して生きる)ということでもあります。

科学の進歩によって人類は莫大な知識を手に入れたのに
それに相応して叡智を身につけたわけでもないという皮肉も言われます。
科学が進歩すればするほど宇宙や自然、命が
いかに不思議に満ちているのかがより鮮明になっていき
それは同時に、それらが一体どういうものなのか
克服できない矛盾として立ちはだかるという逆説的なことも起こっています。
スポーツ選手が十字を切って決戦に臨む姿を見て
合理的ではないと思ったりする感覚は逆に時代遅れで
最新の科学は、以前には非合理だと思われていたことが
人間としてはかえって合理的だということを解明していきます。
そもそも人間の根本的な性質は数千年の間でもたいして変化もなく
(聖書はいまだに世界のベストセラーです)
誰でもアインシュタインの愛用したペンであれば使ってみたいと思うでしょうし
反面殺人犯の着たセーターは着たくはないのです。
人間の本質というものを理解することがとても大切で
理論に人間を合わせるのではないのでしょうね。

さてさて
まもなく突入する5Gとやらの時代
FacebookやPayPayですら未だに使えていない私が
ついていけるはずもなく…
そう考えると社会の進歩と悠然と生きるということは
一致しないのかもしれませんね。
私だけかな。。。

 

君待つと 我が恋ひをれば 我が屋戸の
すだれ動かし 秋の風吹く
~額田王~