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自由からの逃走

人間を自由にできるのは、人間の理性だけである。
人間の生活は、理性を失えば失うほど
ますます不自由になる。
~トルストイ~

 

行動範囲が限られて、ストレスも溜まりがちな今日この頃
といっても、元々がインドア派の私にとっては
いつもと変わらないこの頃です…

ただ単に好きな事が出来るイコール自由ととらえ
自分だけの恵まれた環境を追求しすぎると
他人に対する優しさが
薄れていってしまうような気もします。
自由を獲得するためには
それに伴う責任(努力や犠牲)も受け入れる覚悟が必要で
自分が何でも決められるということは
その結果に責任を負わなければなりませんので…

反対にそんなことまでして自由を獲得したくはない
努力や犠牲を払いたくないというならば
エーリッヒ・フロムが『自由からの逃走』の中で書いたように
むしろ他人が自分を決めてほしい…として
指導者への傾倒や全体主義を求める心理状態になるのかもしれません。
『自由からの逃走』では
ドイツがナチズムに傾倒していった原因が自由にあることや
自由になればなるほど耐え難い孤独感や無気力感に脅かされ
人間は自由でいることを恐れるとも書いてあります。
自由になるということは
自分の人生を自分で切り開いていかなければならず
それは、他者との安定した結びつきから切り離されて
一人で生きていくことになり
全体からの孤立という側面もあるのだそうです。

自由になることが個人としての孤独に耐え、
無気力の克服も必要とされるなら
いっそのこと全体に組み込まれて、
かりそめの自分を装いながら、しなやかに自己主張をしていくほうが
楽ということになってしまうのかもしれませんね…

何者にでもなれる自由は
何者でもない自分を受け入れ
誰にでもなり得る自分を抱え込む
ということでもあるのです。

 

我が家のお姫様は
日々、自由気ままに過ごしております…

加えて、次男君も
オンライン授業のZOOMがパンクしてしまったことをいいことに
気ままに過ごしております。
いいのか! 現役大学生が猫と同じ生活スタイルで…