スピリチュアリズムは、1848年アメリカで起こった
ひとつの物理的心霊現象から始まり
海を渡ってイギリスでも大流行となり
更にヨーロッパ諸国へと波及していきました。
交霊会もさかんに行われ
『降霊会の開かれない夜はない』とも
言われるほどだったらしいです。
なぜここまでの人気になっていったのか…
この背景には、キリスト教離れや、
死後の世界への興味に加え
当時、降霊会が
娯楽的要素を持ち合わせたものでもあったようです。
霊界との交霊の場が
人間同士の交流の場でもあったのかもしれません。
この頃写真に収められた心霊写真も
多数残っておりますが
ほとんどがかなり疑わしきもので
中には「これはひどすぎる…」
というものもあり
これをもってスピリチュアリズムは
たくさんの科学者も参加し、体系づけられた学問ですと
いくら言ったところで
まぁ信じてはもらえないでしょうね。
これら心霊写真・心霊現象に関しては
私はどうも納得がいかないポイントがあり
タリウムやクルックス管を発明し、
サーの称号も受けたイギリス人のウィリアム・クルックスのような
高名な科学者達が心霊研究に取り組んでいたというのは
驚きでもありますが
納得いかないポイントがクリアできない限り
この頃の心霊現象に対して
信じきれないところが多々あります…
いずれにしても
科学とスピリチュアリズムは対立するものとばかりは言えず
降霊会は研究対象でもあり
心霊現象は科学者にとって理由はどうであれ
大きな問題、興味対象であったようです。
ただ、最終的に
霊的存在が科学的見地から認められたのかというと
どうなんだろう…と
科学者たちが多く在籍していた研究機関が
活動を縮小してしまっていることが
それを証明しています。
当時英国には、心霊現象を研究する機関があり
その中のひとつ
SPR (The Society for Psychical Research)
心霊現象研究協会には
科学者をはじめ、知識人著名人が数多く在籍していました。
けれど第一次世界大戦頃から活動が衰退し
今でも組織としては存続していますが
その活動内容はかなり縮小されています。
物理的心霊現象を起こせるミディアムが
排出されなくなったということも
大きな理由だとは思いますが…
スピリチュアライズアドバイザー
スピリチュアルカウンセラー
スピリチュアルヒーラー
ミディアム
内藤ルシア
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