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ファミリア・ストレンジャー  

毎朝いつも通りに通勤すると
いつも通りの風景が流れていきます。
同じ時間の同じ電車の同じ車両に乗り込むと
だいたいは何となく見たことのある人達が
乗り合わせています。
人って結構毎日規則的に
行動しているものだなあと感じます。
こうした規則的な行動は
何回も繰り返されることで慣れてしまうので
風景とか行動とか
それ自体印象に残らなくなってしまうものです。
だって 『いつものこと』 なのですから…

以前、平日夜に
セッションをしていた頃使わせて頂いていた
ホテルのラウンジでは
『 いらっしゃいませ 』ではなく『 こんばんは  』と
迎えて下さる係りの方もいらっしゃいました。

こんな風に知り合いというには
それほど関係は深くないけれども
かと言って
全く知らない間柄でもないという人間関係は
案外毎日の生活の中で多いのかもしれませんね。
こういった人たちとは何かきっかけがあると
すぐに緊密な関係になれるのだそうです。
地震や火災が起きて避難するときなど
顔見知りが周りにいると一気に協力関係ができて、
迅速な行動がとれるのだとか…
( いずれにしてもそんな時にいちいち
自己紹介などしていられませんが )

心理学者のスタンレー・ミルグラムによると
こういった人たちのことを
ファミリア・ストレンジャー(見慣れた他人)と言うのだそうです。

例えば電車でいつも見かけるあの人、
コンビニでいつもレジをしてくれる店員さんなど、
会話をしたことはないけれど
見れば、『あ、あの人!』 とわかる人。
ただ顔を知っているだけの人ですが
ちょっとしたきっかけで
運命の人になることもあるのだそうです。

人はその親密さの度合いを問わず
人生の中でたくさんの人と出会って( そして別れて ) います。
そうした人たちに対して
どう向き合っていくのかということになると
これは人それぞれ千差万別です。
家族も含めて
実際に関係のある人たちの
向こう側までをも見るのか
ニュースやネットなどで見聞きするような人たちも含めて
ファミリア・ストレンジャーのような
実際にはあまり関係のない人たちの背景にまで
想像力を働かせるのかは
その人の持って生まれた性質や
生まれ育った環境に影響されます。

自分を直接知る人達と向き合う基本的な態度としては
イギリスの小説家シャーロット・ブロンテが言うように
『何よりの幸せは、周りの人たちに愛され
自分の存在がその人たちの安らぎになっているって
実感できること』
が望ましいということになるのでしょうか…

 

想像力のなさが人を傷つける
~本音・川柳より~

 

スピリチュアライズアドバイザー
スピリチュアルカウンセラー
スピリチュアルヒーラー
ミディアム

内藤ルシア

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