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出雲にて

小泉八雲のことを知ったのは、確か小学生のとき。
国語の教科書に載っていた、「耳なし芳一」の怪談物語を読み
そのあまりの怖さに、しばらくひとりで寝られなくなった。
耳なし芳一に限らず、日本の怪談話しは
四谷怪談(お岩さん)や、牡丹燈籠(お露さん)
リングの貞子さんなど
心にずっしりとのしかかってくる怖さがあり
海外のホラー映画とは質が違うと感じる。

その耳なし芳一の物語を
著書「怪談」の中で紹介したのが小泉八雲で
本名をラフカディオ・ハーンというギリシャ人だと
そう教えてくれたのは
小学校の国語の先生だったと記憶している。

その中で一番印象に残っている話しが
彼が松江の宍道湖に沈む夕日の美しさに魅せられて
帰化した人だということ。

彼が見たのは
どれほど美しい夕日だったのだろう・・・
いつか私も自分の目で見てみたいと、ずっと願ってきた。
そしてその日から50年の月日が流れ、ついに実現した。

唯一の友人(夫)と朝一番の飛行機で出雲に向かい
宍道湖畔で
ゆったりとした時の中で夕日を眺めた。
いや、少し違う。
夫はタバコが吸いたくてウズウズしていた。
早く車に戻りたかったに違いない。

彼のオーラがそう訴えていたが、無視した。
こういう時、感受性が強くなければ
もっと素直に人と向き合っていけるのだろうか

空いっぱいに広がる茜色の雲・・・
を期待して訪れたのだが
茜色の夕日が見られるのは
どうやら春から夏にかけてらしい。

2021年の秋に訪れた私たちがその日見たのは
東京でいつも見ているのと同じ夕日だった。
それでも、雨上がりの宍道湖には
雲の合間からたくさんの天使の階段が降りていて美しかった。

マジックアワーは、過去を振り返るのに最適な時間だ。
宍道湖を眺めながら
以前夢の中に出てきた鳳凰の姿を思い出していた。

15年以上前に見た夢だが
今でもありありと思い出せる。
いわゆる霊夢といわれるものだからだ。
色付きで、明け方近くに見る夢
何年経っても忘れない夢
それが霊夢の定義とされている。
私のも全てに当てはまる

目の前を飛んで行った巨大な2対の火の鳥
その時にみた翼の色
感じた炎の熱さ、情景
細部にわたり覚えている。
守護霊によって
人間の潜在意識に刻み込まれる霊夢は
忘れようがないのだ。

その夢について
2人の霊能力者に聞いてみたことがある。
女性霊能者は
あなたが見た火の鳥には
何ら特別な意味はなく
自分のように白い鳥をみたのでなければ一流ではないと
なぜか自慢げに言われた。

白い鳥って何だろう・・・
マジシャンが使う鳩が思い浮かんだ

今でも一番信頼している男性霊能力者からは
もうすぐあの世とこの世の橋渡しのお役目が始まると言われた。

メンター的存在の方の講演会に行った時には
鳳凰は普遍意識の表れだと話されていた。

よし!
最初の霊能力者のメッセージは、却下しよう。

よく言えば、
その夢を見て以降
スピリチュアルな方向に歯車が回りだした、
と言えないこともない。
けれど実際には
自分からそっち側の世界に寄って行ったのだ。

スピリチュアルに関わる人は
遠方の神社に行くことになったとき
「呼ばれた・・・」
他の道に行こうとすると
「障害が起こって引き戻される・・・」
などと、よく言う。

要するに、
「私は神に選ばれた人間なのです」的な
意味づけが欲しいのだ。

川の流れに漂うように
ただただ運命に身をゆだねていても
それによってシンクロニシティに出会うことは
あるのかもしれない。
けれど、大きな山に登ろうと思えば
やはりそれなりの準備は必要になってくる。

生まれつきの憑霊体質は、
スピリチュアルカウンセラーとしての活動に
もちろん力を貸してくれているが
体質だけではミディアム=媒体になれても
カウンセラーにはなれない。
私が繋がる神から常に言われてきたことだ。

スピリチュアルカウンセラーと言われる人たちは
親子関係や自身の病も含め
結構、波瀾万丈な人生を送ってきている人が多い。
波瀾万丈というと、なにやらかっこいい響きだが、
つまりは被害者的な人生を送ってきたということである。

お金持ちの家に生まれ
優しい両親に育てられ
健康で、何不自由なく生きてきた人に
他人の悲しみ・苦しみが理解できるわけがない。
どうしようもない状況を経験して乗り越えたからこそ
他人の心の傷みがわかるのだ。
乗り越えた人の言葉だから、琴線に触れるのだ。

スピリチュアルカウンセラーとしての活動を始めたからこそ
たくさんの方と出会え、「ルシアさん」と呼ばれることも増えた。

本来なら出会うこともないであろう方々とのご縁も含め
それら全ての出来事が邂逅の積み重ねの果てにではあっても
運命あるいは宿命だったと思えれば、納得もいくのだ。

 

~追記~
ラフカディオ・ハーンが帰化した理由は
宍道湖の夕日とはどうやら無関係らしい。
松江城のお堀を遊覧船で周っているとき
船頭さんから聞いて、衝撃を受けた。
でも、50年間信じてきた私にとっては
もはやどちらでも構わない。

 

 

スピリチュアライズアドバイザー
スピリチュアルカウンセラー
スピリチュアルヒーラー
ミディアム

内藤ルシア

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