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桜舞い散る

今までは自分だけがその良さを知っていたのに
ある日それがみんなに知れ渡ってしまうと
変にガッカリしてしまうこと、ないでしょうか…
自分だけのお気に入りグッズがあるのは
素敵なことです。

手に入れるまでは死ぬほど欲しかったのに
いったん手に入れてしまうと
どうでもよくなってしまったり…
今までは『 何でこの良さがわからないのかなぁ~ 』
なんて思っていたことが
みんなが『 いいね! 』って言い出すと
何だか寂しい気分になってしまったり…

桜並木沿いに建つ秘密のお気に入りだったカフェが
数年後久しぶりに行ってみたら人気のカフェになっていて
悲しくなった想い出もあります。

それにしても、桜を見ただけで
心躍る春の感覚を思い起こす事ができる日本人にとって
桜は心のアンカーになっているのかもしれません
パッと咲いて、パッと散るところに
日本人の魂の原風景があるなんて言われるくらいですから…
~  和辻哲郎 『 風土 』 ~

 

GWの予定は決まりましたか…?
心身のリフレッシュのため
都会の喧騒を離れゆったりと時間の流れる非日常へと
旅立ってみるのもいいですね…
どんなに高潔な精神の持ち主であっても
身体が弱ってくると心も乱れがちになるといいます
( 心と身体は連動しています )

そもそも人間は社会的な存在ではなく
ノマドだったとも言われています。
本当に疲れたら
自然の中でひとりになるのが一番いいのかもしれません

 

和辻哲郎 『 古寺巡礼 』
五木寛之  『 百寺巡礼』
白洲正子 『 かくれ里』
司馬遼太郎  『街道をゆく』 …

日本人の原風景に触れる名著を片手に
旅に出たくなりました。

 

窓の外は桜吹雪…
穏やかに流れていく時間…
本と愛猫がいれば
ひとりの時間を十分楽しめる・・・

 

一本の 桜のために 廻り道 
~山田弘子~

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